2026/10/01 14:47

出発地点と目標地点が決まるとどうしても最短距離でなるべく線を結びたくなる。
もちろん目標に一番早くたどり着ける事はきっといいことであろう。
でも自分はそこに厚みを気にしてしまう。
どこかに旅行にいく。
目的地まで見向きもせずまっすぐ向かう、目的地で目的通りの楽しみ方をする。
それはそれで予定通りでいいことであろう。
だがこれはどうだろう。
目的地が決まる。目的地まで自分の感性に従い目的がブレない程度に寄り道を繰り返していく。
目的地でも予定のものだけでなく気になるものがあれば触れてみる。もちろん時間の許す範囲で。
同じ目的地の旅行でも後者の方が旅の厚みを自分は感じる。
もちろんTPOではある。眠い中頑張って起きて一生懸命出勤をしてる道中は最短距離のほうがいいにきまっている。なんなら家出る直前までは『どうやったら今日出勤しなくてもいいか』すら考える事すらある。
話はズレたが自分のバリスタ人生約15年は少なくとも最短距離ではなかった。
とにかく実店舗を持つまでは自分の感性を大切にお店に取り入れたいことを最大限に経験する。
経験するだけでなくそれをどうやってお店に落とし込んだらいいのかを考える。
そのおかげかお店でやりたいことがたくさんできた。きっとそれは幸せな事だ。
そしてお店の形に色々なパターンを作ることができて、いつか見つける物件の環境に合わせてどういうお店に作り替えようなんて考える楽しみさえできた。
Sonic Sheep Coffee Roastersを始めて6年が経った。
一度コロナ渦で実店舗を断念はしたがECサイトを中心に活動をし様々な事を経験することができた。
実店舗を作ることを目的に、それに重きを置きすぎていたらきっと自分はやれることの少ないコーヒーを人より少し上手に淹れられるだけのバリスタだったかもしれない。
たくさんいろいろな経験をさせてもらえたことで、実店舗の事を考えると『こんなこともできる』『あれもできる』『こんな体験を提供したい』がたくさんある。すべてを叶えようとしたらお金なんていくらあっても足りないくらいにだ。
つまりこれができるお店を作ろうとしているのではなく、ずっと成長していける実店舗を考えられていることがとても幸せなのである。
まだ立地も決まったわけじゃない。どんな環境のでどんな人たちが来る場所でだなんてわからないけど、こうしてブログを書きながら今は妄想したり設備の承認図を眺めるのが楽しかったりもする。
さていつも通り最短距離なんて無縁そうなブログの進行だったわけだが、僕は最後に自分がちゃんと想っているところにつながればいいと感じている。
もちろん時間は有限だ、限度もある。だからといって効率と最短距離だけを見ていては厚みがなくなってしまってつまらない。
お店なんてのは立っている人間の人生そのものなのだから。最短距離じゃなくて人生そのもののサクセスストーリーのように楽しめる方がきっといい。
僕は自分の店がそうでありたい。
そして自分の経験を最大限にいかした感動体験をお店の扉を開けてくれた人たちに提供できたらいいと想っている。
久しぶりのいい天気のせいか日差しが暑くなってきたのでもう少し書きたいこともあるが今回はこの辺で。
皆様はどんな10月でスタートしているだろうか。
僕の10月のスタートはメニュー変更とブログ、そして急冷のアイスコーヒー。

