2023/10/01 07:50


あらためまして、焙煎したりコーヒーを淹れるのもやってるものです。
周りは【焙煎士】や【バリスタ】だなんて呼んでくれます。
肩書きを付けてもらえるなんて何だか嬉しくてこそばゆい感じもします。

気がつけばコーヒーに携わって10年をこえようとしてます。
思い返してみると10年も続いたなぁと思う反面少し誇りに思う部分でもあります。
人生100年なんて言われる時代になりましたが、その人生の1/10以上続ける事ができるものに出逢えるなんて生きてるうちに何個あるのだろうなんて考えることこれはもしかしたらとんでもない事なのではないかなんて考えてしまったり…

誇らしい反面時々恐怖になることも
【10年やっててこれしかできないの?】
【もっとできててもいいはず】

いつの時代、どんな時にも上には上が現れるもので汗

バリスタの世界チャンピオンでもなんでもないポンコツの自分には雲の上の存在がごまんといるわけです。
それが時々苦しくなったりプレッシャーになったり。。。。

でもそれってきっと今これを読んでくれてる皆さんが社会で日常感じてることでもあるんだろうなと思うわけです。

じゃあ僕が見せる体現する世界は、常にストイックで孤高の世界ではなく、日常にの隙間に潜むその人達の緩やかな時間なのではないだろうかと。

【みんな大変だから】
【みんな苦しいから】

言うのはきっと簡単です。
でも人のキャパシティは唯一無二のその人の器。
【え?そんな事も?】って理解に及ばない事がその人にとっては一大事なくらい大変な事だったり。世の中の周りが勝手に決めた【それくらい当たり前】に潰されてしまいそうになるのが【社会】だと僕は思っています。

そんな社会からのちょっとした避難所、たった数分かもしれないそんな心の避難所に僕らのコーヒーが使って貰えたら凄く嬉しいなぁぁぁぁぁぁぁ、、、、って思ったりもするんです。

あわよくば僕からだけじゃなく、僕のコーヒーがこれを読んでる皆さんから誰かの手に渡ってそれが誰かの【社会からの避難所】になってくれたら何か嬉しいと言うか、ちょっとワクワクするな…なんて。

農園から商社や僕らコーヒーに携わる者に渡り、そして皆さん、皆さんから更に誰かの手に渡っていく。
これがもっともっと社会の【当たり前】みたいにたくさんおきたらきっともう少し心の軽い社会になるのにって思うのは僕だけでしょうか?

そう考えるとより幅の広いコーヒーの提供や、知識を身につけて色んな【避難所】を作れるようにならないと思いつつ無意識にエスプレッソマシンの調整をしてるわけです。
コーヒーに魅せられてる僕が1番コーヒーに救われてるんだろうな。

長くなってしまいましたが、僕らのコーヒーを、飲んでくれてありがとうございます。

ここ【Sonic Sheep Coffee Roasters】ではコーヒー豆や抽出、器具の話も

できたらと思ってます。コーヒー淹れる時に悩んだら気軽に読んでください。DMでの質問も大歓迎です。

それでは本日も皆さんにひと時の【社会からの避難所】がありますように☕️